Interview
お家は、機能性や外見など重要なことはたくさんありますが、まずは「どうしたらお客様の生活が豊かになるか」を常に考えながら設計をしています。心に残っているのは、お打合せ後、お客様から頂くアンケートで「設計担当が西里さんでよかった」と言って頂けた事。携わったお客様に信頼していただき、お家に何を求めているかを汲み取るためにお話をすることが第一歩だと思います。
初めてのお客様のときは、右も左もわからないような状態で、必死に打合せをしていました。そんな中、多くの人に助けてもらいながら無事引き渡しを終えることができた時、一棟の家は”多くの人の力が集まってできている”とつくづく実感しました。その想いの結晶が、住む方の豊かさに繋がると信じています。
アネシス福岡の良さは、かっこいいデザイン性をまず挙げたいところですが、私がいつも感じているのは”現場がキレイ”であること。これは、段取りや準備、環境整備をしっかり行っている証拠です。1つ1つの工程を、細かい気配りを持って行うことが、「よかった」という結果につながるのはないでしょうか。
スペイン ビルバオにて。「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」
スペイン バルセロナにて。「バルセロナ・パビリオン」
海外からの刺激
趣味は海外旅行です。いままで様々な国に行き、色んな建物を見てきましたが、その多くから刺激を受けています。そのほかにも、たとえ一見お家と直接関係のないようなものでも、思わぬところでインスピレーションを感じることがあります。これからもっと沢山の国に行き、思いっきり楽しみ、そして知見を広くしていきたいと思っています!
建築家ミースファンデルローエ
高校生の頃、たまたまTVでやっていたミースの特集の中でファンズワース邸を見て「すごくシンプルで無駄がないのに、機能的でカッコいい家だな。自分もこんなものを作ってみたい!」と思い、建築の道に進むことを決めめました。今でも設計をするとき、シンプル・無駄がない・機能的な家というのが考えの根底にあります。ちなみにファンズワース邸はまだ見に行けていないので、いつか見に行きたいと思っています。